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- 【感想】ブラック企業・日本を食いつぶす妖怪
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2015.04.10 Friday
「ブラック企業・日本を食いつぶす妖怪」を読んでみましたよ。
読むに至った経緯としてはワタクシが前職で勤めていた会社がブラック企業に近しい体質だったからだと感じていたから。
ワタクシは就職してからずっと同じ会社に勤めてきた為、あまり世間を知らない。
自身が常識だと思っている事も実はブラック企業に感化されている考え方かもしれないと思い、一般的な考え方を学ぶために読もうと思ったんですね。
詳細はこの本を読むと分かり易く説明してくれるのでここではあまり述べません(前の会社に当てはまる事も結構あった)が、簡単に言うとブラック企業の体質は古くから日本の会社に根付いていたもので、最近になって出来上がったものではないという事。
※但し、年功序列制から成果主義に変わった事で日本の企業体質の悪しき部分が膨らんでしまっているそうです。
昔はブラック体質があっても年功賃金や終身雇用といった恩恵を受けれたんですね。
また、ブラック企業はただ若者を食いつぶすだけでなく、精神疾患を起こした人の為の医療費などといったコストを日本社会に押し付けて自身だけ成長しているそうな。
これは確かに由々しき問題ですよね。
少子化が進んでいる日本において、これからを背負っていく若者が食いつぶされるだけでなく、医療費や生活保護といった税金の消費も膨らんでしまうんですから。
この本を読んでみての感想なんですが、ワタクシは大抵の会社にはブラック企業の体質が大なり小なりあって、それが『許容出来る範囲なのかどうか』、という事が重要なんだと思います。
例えば、ワタクシが前職で勤めていた会社は出世すればするほど業務量が増え、休日出社する頻度は上がっていく体質がありましたが、ワタクシはそういった上席の方々を見て、こうはなりたくないなと正直思ったんですね。
(既に自身の役職でも業務量は多いと感じていましたし)
会社の中心となって働く事はやり甲斐もありましたけど、色んな事を見たり体験して見聞を広げる事をしないと生きてて楽しくないからです。
(今ゆるワークライフバランス)
仕事でしか自身を成長させられない事はあるけれど、それと同様にプライベートでしか成長出来ない事もあります。
仕事は大事だけれど、所詮人生の半分の時間なんだから、残り半分を充実させないと一度しかない人生を楽しめないと思うし。
定年退職した後に何していいか分からない人生程寂しい事はないと思いますし。
※ただ、そう思っているからこそ、仕事に人生を賭けている人の意思の強さは尊敬に値するし、そういった人が会社を牽引しているのは間違いないです。
特に中小企業になれば会社を存続させる為にはブラックと呼ばれるような事をしないと乗り越えられない苦しい時期はたくさんありますからね。
会社員以外の生き方もあるし、どれを選択するかは個人の自由なんだけど、身体や心をおかしくしてしまってからでは遅いので、今の会社の働き方が将来も視野に入れて許容出来る範囲なのかどうかは考えておくべきだと思います。
この本、続編も出ているので近々読んでみようと思います。
ところで、この本の著者の今野さん、ワタクシよりも年下なのが一番の驚きでしたよまったく(笑)
- 脱・サラリーマン
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2015.04.03 Friday
つい先日の3月31日、退職した。
12年勤めた会社を辞めた。
12年となると結構長く感じるけど、辞める事が決まると長いような短いような、なんともいえない期間に感じる。
辞めた理由は近い将来、親の面倒を見る事を考えて地元に戻る事にしたからだ。
母親の調子もずっと良くないし、育てて貰った恩返し的な意味で介護をしようと思っている。
あと、辞めた会社は激務続きだった事もあって、なかなか自身の時間を確保出来ていなかったっていうのもある。
責任感持って仕事をするのはそれで悪くないけれど、それだけの人生でいいのかというのはずっと疑問だった。
人生80年と考えると、仕事をしている時間は約半分の40年余りだ。
それで身体を壊して自分の時間を満喫出来なくしてしまうのは何だか勿体ないし、もっと我儘にやり
たい事をやってもいいんじゃないかと思うようになった。
行った事ない場所に旅してみたり、今まで知らなかった世界に触れてみたりして自分の価値観や考え方を深めて、広げていきたい。
退職して3日目、退職最終日まで働いていた事もあって何していいか分からないのが正直なところ(笑)
まぁ、12年ぶりに心の底から仕事を忘れてゆっくり出来る時間なので、少しの間旅してみようと思う。
ちょっと休んだら再スタート。
さて、何しようかね。
- 感情的な愚痴
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2013.03.31 Sunday急性肝炎がウイルスによるものだと診断されていたが、その後の検査で自己免疫性肝炎という珍しい病気である事が発覚し、先日から投薬治療を開始した。
投薬治療は入院が必要なんだけど、免疫の数値がそこまで異常値でない事から投薬の量を抑えて外来で様子を見ながら治療を続けていく事になった。
もう少しで身体は良くなりそうだ。
今回身体を壊す事の辛さを知っただけにその喜びは一層大きい。
健康が一番。
よく聞く言葉だけど、ホントにそうだと思った。今なら分かる。
健康でご飯が食えて普通の生活を過ごせる事がどれだけ素晴らしい事かを知った。
ただ、そういう経験を積んだだけに今自分がしている事に矛盾を感じる。
最近、仕事に復帰した。
自分がリタイアしていたせいもあって大変な状態になっていて、復帰早々忙しい生活に逆戻りしている、
忙しいというか、トラブル状態だ。
業界柄か、こうなったら自分の立場上何をしてでも何とかしなければならない。
それは何度徹夜してもだ。
今、仕事をなんとか立て直す事が最重要のミッションだし、失敗なんて事は許されない。
復帰直後もあって精神的にも肉体的にも負担が前より強く感じられる。
ただ、それよりも自分自身が大事にしないといけない「身体」と自分の立場上何とかしないといけない仕事を立て直すという事が両立出来ない矛盾の状態が精神的にくる。
自分にとって今一番大事にすべきなのは身体だ、でも今のミッションをこなすには一定の労働時間が求められる。
その労働時間は身体になんかしらの影響を出す可能性がある。
虚しい、虚しすぎる。
健康な時にはなかった気持ちで不安になってばっかりだ。
仕事をやっている時はいいんだけど、帰り道にすごく考え込む。
そして、これから先も身体を壊すかもしれない働き方を続けていくかと思うと嫌悪感で一杯になる。
この仕事はあるところで区切りをつけるつもりだ。
でも今自分がどうすべきなのか答えが出ない。
要領の悪さとかホント嫌な気持ちになってばっかりだ。。
- 仕事って何だ!?
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2012.12.11 Tuesday久々に仕事の事について触れてみようかなと。
最近、というか今年度は人らしい生活をワタクシしとりません。
大規模な開発プロジェクトが立ち上がり、毎日毎日終電近い時間帯に帰り、更に徹夜三昧に加えて社内の会議体が増え、せっかくの休日も終日打ち合わせになったりと。
疲労困憊かつ仕事ばかりでプライベートを味わう時間もだいぶ減りました。
そして疲れました。
それもあってか最近よく考えること。
仕事ってなんだ?
金を稼ぐ手段だとか、生き甲斐だとか人によって色々違いがあると思いますが、ワタクシは仕事は自分を成長させるものだと思ってます。
ただ辛い事を避けて金を稼ぎたい訳でもなく、過酷な生活を続ける程人生を掛けたくもなく。
時には辛い事もあるけれど、それを乗り越える事で新しい考え方や経験を積み重ねていく事が面白いと思うんですよ。
あとは苦労を共にした人と何かを作っりあげて行く事が特にやりがいを感じますね。
苦労を共にすると、部分的にだけど価値観を共有する事が出来るとワタクシは思ってます。
ただ、最近思うこと。
仕事さえ充実すれば良いのか?
なんでこんな事を思ったかというと今年は忙しいながらも半ば無理矢理に夏季休暇をとり石垣島に旅行にいってきたんですね。
プライベートで長めの旅行に行ったのはホント久しぶりで、学生の頃(もう12年も前)に旅行サークルで色んな所に行った事を思い出したんですよ。
青春18切符で品川から鹿児島まで鈍行列車で行って屋久島に行ったり、航空券だけ取ってほとんどノープランでタイに飛んでみたり。
そういう経験ってホントに貴重だと思うんですよね。
自分が知らない世界を知るって事は自分が普段生活してる範囲がいかに狭いかを教えてくれます。
大自然の景色を見ると、普段の仕事の悩みなんてホントちっぽけに感じるし、そこに住む人を見ると生き方なんてたくさんあるんだと感じます。
こういう経験って重要じゃないかなー。
仕事を頑張り続けるのも大事だけど、今の異常な生活を続けた先に何を得るんだろうか。
今はまだ独身だけど、近い将来築くであろう家族と過ごす時間や旅行に行って新たな経験をする時間も取れない仕事をやり続けた先に得るものって何でしょう?
ここ最近分からなくなってしまいました。
責任感で頑張って徹夜したりもするけれど、虚しさばっか感じてしょうがない。
少々愚痴になってしまうけど、ウチの会社は他社との差別化を図るべく社員に色々なスキルを求めてきますが、そのくせ経営陣は普通の企業と何ら変わりはなく、違うとするならたくさん働いているだけ。
差別化を図るなら経営陣も何かやってみろ、求めるだけなら誰でも出来るぞ、というひねくれた感情で心が一杯になってしまうのです。
ただそれだけにしか思えないようになってしまいました。
良くないなーと思うんだけど、こればっかしは理屈とかで考えても気持ちは上がらない訳で。
時間を掛けて自分の中でゆっくりと解決していくしかなさそうです。
仕事って何なのか。
多分目標もなくただ働いてきたツケなんだろーなー。
- IT業界・プロジェクト管理について
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2011.11.06 Sunday
こんばんは。
早いもので今年もあと2か月で終わりますねぇ。
2011年のワタクシはほとんどが仕事ばかりでした。
年明けから11月までず〜っと仕事が忙しく、疲れも溜まってるし精神的にも追い込まれて泣きそうになる事がしばしばありました。
かなりのビッグプロジェクトで同じ会社の人も参画しているのですが、たまたま会うと口を揃えて「もう嫌だ」、「無理だ」なんて愚痴をこぼしあってました。
普段は心の強い先輩でも、自分のテンションを無理やり上げるような事もしていました。
そんなビッグプロジェクトの中で自分自身の力だけではどうにもできない流れに巻き込まれてしまったりする事もあったのですが、ホントはワタクシがもっと頑張っていれば、もっと能力があればどうにか出来た事もたくさんあったと思うんですよ。
なんてったって、所詮は中小企業の駆け出し管理職ですからね。
世の中にはもっともっと仕事が出来る人達はいる訳だし、ワタクシが思いつかないような手法を用いている人も多いはずです。
という訳で、忙しい中ではあるものの、一度原点に立ち戻って初心の気持ちで頑張ってみようと思います。
何から初めるかと言うと、やはり基礎ですね。
ワタクシは知っていなければいけないのに知らない事が多すぎる。
それは仕事の事だったり、一般常識だったり、世の中の事だったり。。。
(かなりたくさんある)
会社には管理職として認められたけど、世の中に出てみればまだまだひよっ子です。
ホントはもっと必死になって勉強しないといけないんだよね。
今週末、吉祥寺のコピスにある大型書店で見つけた本を購入してみました。
同じような境遇で悩んでいる方がいたら立ち読みでもしてみてくださいまし。
<実践!プロジェクト管理入門>
<統合型プロジェクト管理のススメ>
IT業界の仕事って終わった時にユーザーの満足度が聞ける機会もあんまりないし、やってきて良かったなって達成感を感じる事があんまりないんですよね。
だったら自分でゴールを設定して、それを達成して達成感を味わってやろうじゃないのよって考えなんですつまりは。